2011/12/27
便秘・下痢は胃腸の病気だけではない！


今年の冬は例年より早めに寒い日々で、大変ですね。特に、乾燥な天気、水分もあまり取りたくない、食べ物の組み合わせをちゃんっとしないと、知らずに便秘の症状が出ます。ただ、便秘は自分の胃腸の調子が悪い、食べ方が正しくないと考えている方が随分多いと思います。

 実は、私が大量の便秘になった方を施術した経験から見ると、便秘は上記の原因だけではなくて、腰の周りが凝りますと、便秘になりやすいです。ぜんぜん関係ない両者ですけれども、理解しやすいように例えます、工場で製品を製造する場合は、生産原料はどんな品質が高くても、マシーンが原料を加工する時、スムーズに流れなく、余計に加工したり、渋滞したりしますと、結局、出た製品が不合格になると考えられます。胃腸の働きメカニズムもこの工場のようです。

東洋医学の経絡理論から見ると、腰椎の４番目と５番目の間に、「大腸兪」（だいちょうゆ）と言うツボがあります。腰が疲れたり、凝ったりしますと、「大腸兪」のツボがその凝りの塊に圧迫されます。西洋医学の解剖学からみると、「大腸兪」のところは大腸の働きをコントロールする神経とつながりますので、「大腸兪」が圧迫されますと、大腸の動きが弱くなって、消化した食べ物の残渣をなめやかに排出できなくなります、日々に経つと便秘の症状になります。

  ですから、便秘になる場合は、食べ物や便秘薬に求めるだけではなく、腰が凝る根本原因を探し出して、骨盤の歪みや仕事の疲れ、精神のストレスなどから判断して、悪い姿勢・歪みを矯正したり、腰周りの凝りをほぐしたりしまして、その場でお腹がグーグーと鳴ります。これは大腸の動きが良くなる信号ですよ。大腸の動きがよくなったら、便秘はもうすぐ解消します。

  その通り、下痢は大腸の動きが良すぎて、食べ物がちゃんっと消化・吸収しないままに、早めに排出されますので、「大腸兪」のツボから施術して、大腸の動きを調整して、下痢もなおります。




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